今朝思いついた詩
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AAS

NG

"ゴースツ"

色んなことを受け流せば
毎日の感覚は正常だ
居眠りをしながら
少しずつ死んでいく
静かに変わっていく
嘆いている暇も無い密度で
確実にこの世界から
削りとられていく

みんなが眠っている家
ひとり外で手をすり合わせて
灯油を入れる

幸せで不幸せでも
僕も気付いたら
年老いていると思うんだ
分かれ道なんて
いつもあとから気付くだけ

見上げると
勝手口の電灯が
何かの啓示のように思えた
この明かりの下は
あまりにも静かで
何もかも止まっていて
春の息吹が聞こえて
冬が微笑んでいた

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2011/05/06(金)02:00:58.45(1NqFqoTN.net)


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