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今朝思いついた詩

419名前はいらない [sage]

AAS

NG

 "愛について"

一つ目の巨人が
窓から覗きこんだ
悪魔は焦げた臭いと
共に現れる

ドッペゲンガ−が
併走してきて
土の中から出た
干からびた手が揺れる

空っぽのまま
生き続けた
虚ろな影のよう
骨の無い生物のよう
望んでいなかったんだ
信じてすらいないよ
今でも何一つ

ただあなたたちの愛で
形を保っていられた
ありがとう

光は過ぎ去り
闇は包んでいく
いつか裁定は下って
醜い姿は晒される

月夜を竜が嘶き飛ぶ
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2013/12/27(金)15:42:59.14(L3QzMMjN.net)


420名前はいらない

AAS

NG

たくさんの歌に助けられて来たことをおもいだした

そこにはなぜか君がいた

あの日の私たちがあの日のままで輝いてた

2013/12/28(土)11:32:49.80(UEjq3A5P.net)


421名前はいらない

AAS

NG

そうだ 君はもう失ってしまったんだ
もうここには戻らないんだ
それは 自分が招いた事だから
祝福し 嘲笑い
愛はやがて憎を呼ぶ
憎を呼べば愛はくる
理想のうちの理想
そんなの誰でもありがちなことさ

2013/12/28(土)15:47:32.34(3N83H/gC.net)


422名前はいらない [sage]

AAS

NG

 "浮かぶ方法"

ドロ水は胸元を超えて
例えば白い部屋で
茫然自失のまま
死んでいく人のよう
例えば子供が戯れで
焼却炉に投げ込んだ虫のよう
君は呼吸を取り戻すたび
死に続ける

出口は探さない
流れ行くドロ水の中
浮かぶ方法をずっと考えてる
誰も抱きとめられないほど
激しい虚しさがあるのなら
どうしても
汚れないものがあるのなら

不運に呑まれたとき
腹に力を入れ
大きく苦笑して
誇らしい気持ちになった
出口は探さない
流れ行くドロ水の中
浮かぶ方法をずっと考えてる
誰の賞賛も誰の憎しみも
誰の愛も届かない底へと
少しずつ沈んでいく

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2014/01/01(水)20:18:42.05(XKy9633k.net)


423名前はいらない

AAS

NG

もう会えないって分かってるのに
どうしてこんなに考えてしまうんだろう

どうせこれ以上の展開は無かったんだから
期待させるようなことはしないでほしかった

想ってた時間が無駄だと思えるくらい
隠してた気持ちが馬鹿だと思えるくらい
もっと早くに後悔させてほしかった

いけないことだと分かってたのに
触れてしまったの
貴方の優しさに

誰にでも見せる貴方の優しさが私の世界を変えてしまう
それくらいの存在なんてこれからまた現れるのかしら

アドレスも知らない
電話番号も知らない
何処で誰と過ごしてるか何も知らない
これ以上踏み込むことは無い

ただ私は追いかける
今の貴方じゃなくて
あの頃の貴方を追いかける
そんな妄想くらい許して

2014/01/02(木)01:39:50.36(yCmmfmCS.net)


424名前はいらない [sage]

AAS

NG

 "ダンス"

二時間で日は沈む
僕が空回りに
力尽きて
眠り込んだころ
君は目を覚まして
迎えにくるんだろ

陽炎のように佇む
白夜のように輝く
君の中の僕の欠片
同じ時間どこかに居た
別の誰かの欠片
可笑しいね

二時間でまた日は沈んだ
国道から
車の流れる音が消え
喧騒も銃声も耳鳴りも
止んだよ

やあこんばんは
動画サイトから流れる
7年前のヒット曲に
合わせて踊ろう
ひとり静かに

僕が空回りに
力尽きて
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2014/01/08(水)01:03:43.50(SirX3Ji+.net)


425名前はいらない [sage]

AAS

NG

"過程"

四角い棺おけで
空を飛んでいて
時々思うんだ
君に会うために
生まれてきたって
帰ったらもっと
話がしたいって

けれどもう
あまり時間が無い
戦局は悪化してる
手紙を書くよ

ただ船が渦を巻き
海水に制服が浸っても
機銃掃射で頭を
打ちぬかれる寸前も
聞こえていたんだ
君の声が

言葉が違っても
話せば通じるって
そんなことは誰でも
知っている
ここは過程
争いの過程
どこかの輝ける未来への
ただの過程
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2014/01/08(水)02:14:45.20(SirX3Ji+.net)


426名前はいらない [sage]

AAS

NG

 "正気"

天国を地獄と論じよう
カフェに座る人を見ず
下水を走る鼠に
物憂げに想いを馳せる

地獄を天国と論じよう
雲突き抜けるビルの下
歩き回るゾンビたち
最上階で紅茶を飲む

君が正気だって
誰が決めた
君が正気だって
誰が言ってくれるのか

この世は天国じゃないから
本を学び合唱すれば
気持ちくらいは晴れるよ
この世は地獄じゃないから
世を儚み詩なんて書けば
そのうち忘れるさ

中庸を凡庸にのたまう
君が正気だって
誰が決めた
君が正気だって
誰が言ってくれるのか

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2014/01/08(水)02:39:29.12(SirX3Ji+.net)


427名前はいらない [sage]

AAS

NG

 "美談"

綺麗な店内に
流麗な男女が歩く
美麗なポップが溢れ
優しい歌が流れ
電光掲示板が輝く

産婦人科からは
新しい命を生み
満足気な若夫婦が
微笑みながら出てくる

雨上がりの午後
団地のメインストリート
左右の広い歩道を
色とりどりの帽子の
子供達が舞うように
列を成して帰っていく

万歳と涙で見送られ
列車で遠ざかっていく
あなたを誇らしいと
わたしは思った

きっと自己嫌悪と
自画自賛で僕は
狂ってしまうのだろう

少し傷がついた
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2014/01/11(土)16:12:08.82(z1W0MCsV.net)


428名前はいらない [sage]

AAS

NG

 "木漏れ日の中"

長い右腕が
定時になると
カーテンを開けた
日光が差してきて
グロッキーなまま
様々な色の混じった
白昼夢が彩る
左腕がスイッチを探しだし
音楽が流れ出す

年老いた少女は
年老いた少年と
手を繋いで
木漏れ日の中
並木道を歩いていく

日光照射量が減ったから
流れている音楽が
素敵だから
涙が出る理由なんてとっくに
ただ環境に促されて
脊髄反射しているだけで

悲鳴を上げてもいいよ
助けを求めたっていいんだよ
君は何度も殺されて
勝手に蘇生されたのだから
長い長い自殺の途中で
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2014/01/11(土)19:24:53.45(z1W0MCsV.net)

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