892名前はいらない
893名前はいらない
894茄子、狂気。 [sage]
895名前はいらない [sage]
896茄子 [sage]
897茄子、訂正。 [sage]
898茄子 @NasubiPoem (7月三部作完) [sage]
899茄子@NasubiPoem [sage]
900茄子@NasubiPoem [sage]
901茄子@NasubiPoem (8月三部作完) [sage]
おーぷん2ちゃんねるのオカルト板に行って
意味不明って検索してから260番のレス見てみ。
きっと必要なことが書いてある。
意味不明って検索してから260番のレス見てみ。
きっと必要なことが書いてある。
2017/06/04(日)22:24:09.77(FLlBQu6W.net)
893名前はいらない
あなたの中にある
一握の光
それを失った時
あなたの命の輝きは
永久に失われる
その先にあるは
地獄の苦しみ
良心という光なくした者達の
永久に苦しみ続ける奈落の世
あなたの中にある
一握の光
どうかあなたの中の光を
失うことのないように
あなた自身の輝きと
あなた自身の運命のために
一握の光
それを失った時
あなたの命の輝きは
永久に失われる
その先にあるは
地獄の苦しみ
良心という光なくした者達の
永久に苦しみ続ける奈落の世
あなたの中にある
一握の光
どうかあなたの中の光を
失うことのないように
あなた自身の輝きと
あなた自身の運命のために
2017/06/17(土)17:01:01.07(+z13c/Q4.net)
894茄子、狂気。 [sage]
「愛すべき偉大なるベイカント」
+1.白と黒の世界
ユングフラウヨッホに置かれた一辺75センチメートルの正方形は
まがうことなきコタツ。つまりは「おコタ」である。
先輩は、その上座を陣取り、そこから時計回りに順に各辺、
白パンダ、黒パンダ、パンダが詰まっている。
そんでもって、土鍋の中でグツグツ言っている湯豆腐をツツいている。
全くもって、白と黒の世界である。
霊長類と三匹のクマ科のベジタリアンズは
片手間にオセロゲームを始める。
(世界は絶妙なバランスで揺れつつ均衡する。)
「ラジカルなホモ=サピエンスより
エクストリームな豚のほうが良いさ。」
空っぽのナップサックを見つめて、
先輩は爽やかに、そして満ち足りたみたいに、はにかむのだった。
0.爽やかな閉塞感
香しいゴミだめみたいな路地裏。
電灯が、いなせなビートで明滅する。
その下に正方形の楽園がある。
時計回りに、猫耳、犬耳、ウサ耳がヒコヒコして、
最後に男が、大仏みたいな顔して座っている。
(表通りでは、標準偏差0のアニマルの成れの果てが
パチものの運命論を説いて回っている。)
男は、そんな世の中を尻目に
色とりどりの尻子玉を箸でつまんでは、
三方の口の中に「あーん」する。
+1.白と黒の世界
ユングフラウヨッホに置かれた一辺75センチメートルの正方形は
まがうことなきコタツ。つまりは「おコタ」である。
先輩は、その上座を陣取り、そこから時計回りに順に各辺、
白パンダ、黒パンダ、パンダが詰まっている。
そんでもって、土鍋の中でグツグツ言っている湯豆腐をツツいている。
全くもって、白と黒の世界である。
霊長類と三匹のクマ科のベジタリアンズは
片手間にオセロゲームを始める。
(世界は絶妙なバランスで揺れつつ均衡する。)
「ラジカルなホモ=サピエンスより
エクストリームな豚のほうが良いさ。」
空っぽのナップサックを見つめて、
先輩は爽やかに、そして満ち足りたみたいに、はにかむのだった。
0.爽やかな閉塞感
香しいゴミだめみたいな路地裏。
電灯が、いなせなビートで明滅する。
その下に正方形の楽園がある。
時計回りに、猫耳、犬耳、ウサ耳がヒコヒコして、
最後に男が、大仏みたいな顔して座っている。
(表通りでは、標準偏差0のアニマルの成れの果てが
パチものの運命論を説いて回っている。)
男は、そんな世の中を尻目に
色とりどりの尻子玉を箸でつまんでは、
三方の口の中に「あーん」する。
2017/07/10(月)15:53:17.62(Wh+/eMEj.net)
895名前はいらない [sage]
"発光"
君に課したことを
忘れていた
君に課したことは
僕にも課されたこと
幻想の中で
生きるのは楽しい
妄想の中だけで
生きるのは悲しい
終わりは
すぐそこにあって
見ないようにして
僕ら嗤っている
幸せはずっと
所在無いままで
確かにここにあって
二人とも信じずに
腐らせていった
妄想の地下室の中
僕ら腐って溶けていく
腐食物の中から
新種の菌が発見されても
誰も分からないさ
ねぇ もしも
君に課したことを
忘れていた
君に課したことは
僕にも課されたこと
幻想の中で
生きるのは楽しい
妄想の中だけで
生きるのは悲しい
終わりは
すぐそこにあって
見ないようにして
僕ら嗤っている
幸せはずっと
所在無いままで
確かにここにあって
二人とも信じずに
腐らせていった
妄想の地下室の中
僕ら腐って溶けていく
腐食物の中から
新種の菌が発見されても
誰も分からないさ
ねぇ もしも
2017/07/10(月)20:41:57.52(bsSuCE23.net)
896茄子 [sage]
「美しい星のスタイル」
A;
土星を震源とする空前絶後の磁気嵐は
地上のありとあらゆる電子機器を
ぶっこわしてゆく。
先輩と二人、
遠く海を臨む丘に寝っ転がる。と、その時、
もはや「杭と縄」にしか見えない世界を進む影が一つ
標(しるべ)みたく石ころを積んで、積んで、積んで、積んで、
街中(まちじゅう)の「杭と縄」をかわして進む。
流行の土星型ヘアスタイルで先頭を行く男は
張り巡らされる縄という縄を
酔拳だかマトリックスだかの様式美でかいくぐっていく。
その後ろを千変万化のエクストリームたちが
頼もしく、思い思いに、踊りながら、進んでいく。
どんな先輩には、先輩がいて、
そのまた先輩にも、先輩がいる。
これが、この美しい星のスタイル。
B;
鉱石ラジオがどこかのコトバを
舌っ足らずに笑っちゃうぐらいに受信する。
そんで、切れかけの電灯みたいなビートを始める。
それだけでもう、僕らは踊る。
意味不明なコトバの、意味不明な歌詞の、すごくシンプルなグルーヴ。
首を鳩みたくスライドする男二人のずっと向こうに海が見える。
「何となく信じている物語は、
A;
土星を震源とする空前絶後の磁気嵐は
地上のありとあらゆる電子機器を
ぶっこわしてゆく。
先輩と二人、
遠く海を臨む丘に寝っ転がる。と、その時、
もはや「杭と縄」にしか見えない世界を進む影が一つ
標(しるべ)みたく石ころを積んで、積んで、積んで、積んで、
街中(まちじゅう)の「杭と縄」をかわして進む。
流行の土星型ヘアスタイルで先頭を行く男は
張り巡らされる縄という縄を
酔拳だかマトリックスだかの様式美でかいくぐっていく。
その後ろを千変万化のエクストリームたちが
頼もしく、思い思いに、踊りながら、進んでいく。
どんな先輩には、先輩がいて、
そのまた先輩にも、先輩がいる。
これが、この美しい星のスタイル。
B;
鉱石ラジオがどこかのコトバを
舌っ足らずに笑っちゃうぐらいに受信する。
そんで、切れかけの電灯みたいなビートを始める。
それだけでもう、僕らは踊る。
意味不明なコトバの、意味不明な歌詞の、すごくシンプルなグルーヴ。
首を鳩みたくスライドする男二人のずっと向こうに海が見える。
「何となく信じている物語は、
2017/07/16(日)10:23:13.92(nFDR/7AN.net)
897茄子、訂正。 [sage]
2017/07/16(日)11:05:13.39(nFDR/7AN.net)
898茄子 @NasubiPoem (7月三部作完) [sage]
「7月のエンドロール」
積みあがるエッチ本の奥の奥から先輩を引きずり出すと、
世界中のゴミというゴミが集まるダストシュートで
自主規制されたキモい虫や獣たちと
身体(からだ)の芯の芯から和解した「知性」
みたいな顔をして、先輩はバテにバテていた。
「サル、ゴリラ、チンパンジー…」
朝から熊みたいにボギー大佐が歩き回って止まらない。
脳内で。
(脳内?いや、町内か?県内?国内かな?
お通夜みたいな顔した勧誘員が
ドアの向こうで死にそうな声で
意味不明な呪文を唸っている!)
ちゃぶ台をはさんで
先輩と午後の朝飯を食らう。
我々の間にはアデニウムが
一つの星を飲み込む構えで
小鉢に詰まっている。
(先輩は、この奇妙で小さな植物を
バオバブに似ているからという理由で愛している。)
ネットで詩ばかり書いている弟から
小さな手紙が来て、
名も知らない祖先に思いを馳せるお盆には
「ゾンビ」をみんなで観よう、と書いてある。
(そうだ、あの訃報から、
僕らは息もできないくらいに
言葉を失っていたんだ。)
「天板を担いだ男が一人、
積みあがるエッチ本の奥の奥から先輩を引きずり出すと、
世界中のゴミというゴミが集まるダストシュートで
自主規制されたキモい虫や獣たちと
身体(からだ)の芯の芯から和解した「知性」
みたいな顔をして、先輩はバテにバテていた。
「サル、ゴリラ、チンパンジー…」
朝から熊みたいにボギー大佐が歩き回って止まらない。
脳内で。
(脳内?いや、町内か?県内?国内かな?
お通夜みたいな顔した勧誘員が
ドアの向こうで死にそうな声で
意味不明な呪文を唸っている!)
ちゃぶ台をはさんで
先輩と午後の朝飯を食らう。
我々の間にはアデニウムが
一つの星を飲み込む構えで
小鉢に詰まっている。
(先輩は、この奇妙で小さな植物を
バオバブに似ているからという理由で愛している。)
ネットで詩ばかり書いている弟から
小さな手紙が来て、
名も知らない祖先に思いを馳せるお盆には
「ゾンビ」をみんなで観よう、と書いてある。
(そうだ、あの訃報から、
僕らは息もできないくらいに
言葉を失っていたんだ。)
「天板を担いだ男が一人、
2017/07/30(日)17:22:27.86(0ai60Zvk.net)
899茄子@NasubiPoem [sage]
「魚の目は泪」
0:
言葉の世界の一番底に
どうしてもワケが分からないまま
ひとまず名付けられたまま
そのまま放棄された鉛錘…のような現象が
一杯沈んでいて、静かにこの世界を支えている…
…ということについてはひとまず横に置いて、
その少し右の奥の方に、とにかく変なヤツらの
地味に沁みたセリフのメモとか
汚いけど凄く読める手紙とか
大昔の酔っ払いの格言とか
ネットで拾った癒されるjpgとか
そんなのばっかりが押しピンで留まっていて
クタビれた壁紙には
靴跡とか色々ついてはいるが、
その凸凹した表面を
相変わらずユラユラとナゾっていく。
『現在は、触れているもの。
過去は、その感触の辻つま。
そして未来は、少し見えている幻。』
1:
夏が行く。
僕らはサイゼリアの隅っこで
コーラに
とにかくファンタを混ぜて座った。
そしてとにかく、疲れていた。
0:
言葉の世界の一番底に
どうしてもワケが分からないまま
ひとまず名付けられたまま
そのまま放棄された鉛錘…のような現象が
一杯沈んでいて、静かにこの世界を支えている…
…ということについてはひとまず横に置いて、
その少し右の奥の方に、とにかく変なヤツらの
地味に沁みたセリフのメモとか
汚いけど凄く読める手紙とか
大昔の酔っ払いの格言とか
ネットで拾った癒されるjpgとか
そんなのばっかりが押しピンで留まっていて
クタビれた壁紙には
靴跡とか色々ついてはいるが、
その凸凹した表面を
相変わらずユラユラとナゾっていく。
『現在は、触れているもの。
過去は、その感触の辻つま。
そして未来は、少し見えている幻。』
1:
夏が行く。
僕らはサイゼリアの隅っこで
コーラに
とにかくファンタを混ぜて座った。
そしてとにかく、疲れていた。
2017/08/25(金)06:47:47.01(Xcq17RGW.net)
900茄子@NasubiPoem [sage]
「犀の角のように」
1:
この世界の外側を
(言葉の世界の外側を)
白い石ころが転がっていく。
角のように。
犀の角のように。
蹴っていくでもなく、
避けるでもなく、
しかし目の前を転がっていく。
扇動的な文言で書き殴られた包装紙に
似ても似つかない白い石ころたちが、
(それぞれが異様で禍々しく、それでいて魅惑的な謎のような石ころたちが、)
包まれて投げられていくのを
僕らはかわすことができないのだ。
ただ、目の前を行く白い石を
白だけしか見えないくらい凝視して、
僕はこの街を歩いて行く。
言葉だけで出来上がった狂ったこの街を。
犀のように。そうだ。犀のように。
2:
地底鉄道の夜は短い。
久しぶりにコーヒーでも淹れて
長かった暑苦しい日々を
流し尽くしてやる。
1:
この世界の外側を
(言葉の世界の外側を)
白い石ころが転がっていく。
角のように。
犀の角のように。
蹴っていくでもなく、
避けるでもなく、
しかし目の前を転がっていく。
扇動的な文言で書き殴られた包装紙に
似ても似つかない白い石ころたちが、
(それぞれが異様で禍々しく、それでいて魅惑的な謎のような石ころたちが、)
包まれて投げられていくのを
僕らはかわすことができないのだ。
ただ、目の前を行く白い石を
白だけしか見えないくらい凝視して、
僕はこの街を歩いて行く。
言葉だけで出来上がった狂ったこの街を。
犀のように。そうだ。犀のように。
2:
地底鉄道の夜は短い。
久しぶりにコーヒーでも淹れて
長かった暑苦しい日々を
流し尽くしてやる。
2017/08/28(月)21:52:46.64(ktxW7/ux.net)
901茄子@NasubiPoem (8月三部作完) [sage]
「世紀末わらび餅」
幾百のつくつくぼーしが裏手の山に響いている。
ただそれだけである。ワルプルギス的に。
「そうだ。世界は一つの謎だ。」
そして満足げなのだ。俺は。テケケケケケケケ。
半額シールを剥がすと
その下に50円引き、
そのまた下に30円引き、
また下に10円引きのシールがあって、
最後には、
ただの、どこにでもありふれた
取り留めもない、退屈な包装となって
今ではゴミ箱に入っている。
ただ、今更になって、どことなく
過剰に終末的な哀愁のようにも見えて、
「七つのヴェール…。」
(こう呟いて、俺はまた満足げなのだ!)
感受性とはデフォルト、貪欲であり、
並走する5つの感覚に乗せて
偏屈的な俺と変態的な俺が、
あくまでもサディステックな感じで交互に、
わらび餅を箸で一つずつ、
しばらくイタブっては串刺しにして食ってしまう。
「世界は、まるっと偶然に名付けられたのではない。
俺が一つずつ、手懐けてきたんだ。だから、
俺のボキャブラリーなんて高々知れている(哂)。」
こう言って、俺は相変わらず、満足げなのだ。
(しかも、いつにも増して満足げなのだ!)
幾百のつくつくぼーしが裏手の山に響いている。
ただそれだけである。ワルプルギス的に。
「そうだ。世界は一つの謎だ。」
そして満足げなのだ。俺は。テケケケケケケケ。
半額シールを剥がすと
その下に50円引き、
そのまた下に30円引き、
また下に10円引きのシールがあって、
最後には、
ただの、どこにでもありふれた
取り留めもない、退屈な包装となって
今ではゴミ箱に入っている。
ただ、今更になって、どことなく
過剰に終末的な哀愁のようにも見えて、
「七つのヴェール…。」
(こう呟いて、俺はまた満足げなのだ!)
感受性とはデフォルト、貪欲であり、
並走する5つの感覚に乗せて
偏屈的な俺と変態的な俺が、
あくまでもサディステックな感じで交互に、
わらび餅を箸で一つずつ、
しばらくイタブっては串刺しにして食ってしまう。
「世界は、まるっと偶然に名付けられたのではない。
俺が一つずつ、手懐けてきたんだ。だから、
俺のボキャブラリーなんて高々知れている(哂)。」
こう言って、俺は相変わらず、満足げなのだ。
(しかも、いつにも増して満足げなのだ!)
2017/08/31(木)00:18:56.78(TxxzzyFi.net)