859名前はいらない [sage]
860名前はいらない [sage]
861名前はいらない [sage]
862名前はいらない [sage]
863名前はいらない [sage]
864名前はいらない [sage]
865名前はいらない [sage]
866名前はいらない [sage]
867名前はいらない [sage]
868名前はいらない [sage]
"鉄を食む"
羽根があるのなら
大きな黒い身体があるのなら
戦闘機に喰らい付いて
驚かせて遊びたい
アメコミのヒーローもののような
怪獣映画の悪役のような
ミステリーのふざけたオチのような
そんな現実があるのなら
逆さまに落ちるピザ
逆さまに動く人々
逆さまに伸びる塔
逆さまに動く金
逆さまに描かれる絵画
逆さまの視界
君や僕は
そこで生まれ育ち
それに気付けない
坊主がお経を唱え
聖書を神父が述べて
側溝に唾を吐いた
ジェンガのように抜かれていく神経
砂漠の民の生きるための術
弱き普通の人々が生きるための教え
ただの教条でしかないもの
戦闘機に喰らいついた大きな身体
羽根があるのなら
大きな黒い身体があるのなら
戦闘機に喰らい付いて
驚かせて遊びたい
アメコミのヒーローもののような
怪獣映画の悪役のような
ミステリーのふざけたオチのような
そんな現実があるのなら
逆さまに落ちるピザ
逆さまに動く人々
逆さまに伸びる塔
逆さまに動く金
逆さまに描かれる絵画
逆さまの視界
君や僕は
そこで生まれ育ち
それに気付けない
坊主がお経を唱え
聖書を神父が述べて
側溝に唾を吐いた
ジェンガのように抜かれていく神経
砂漠の民の生きるための術
弱き普通の人々が生きるための教え
ただの教条でしかないもの
戦闘機に喰らいついた大きな身体
2016/07/11(月)13:42:20.54(qbrYHjEe.net)
860名前はいらない [sage]
"おやすみなさい"
気候変動の影響で
どしゃぶりの雨が降り
気温が一定しない
うな垂れた人々
犬を散歩する
よく焦げた肌で
まだ愛されるなんて
思っても見なかった
きっと君の思い違い
一方通行の勘違い
でもこれは愛だと
姿の無い君が言えば
それは
今日も無くなったフリで
うな垂れて散歩しよう
誰にも好かれずにいや
少しの人にだけ
ほんのちょっと好かれて
勘違いで愛されて
ついでに猛烈に嫌われて
おやすみなさい
よくできた妄想
信じられない現実
おやすみなさい
百年くらい経ったら
気候変動の影響で
どしゃぶりの雨が降り
気温が一定しない
うな垂れた人々
犬を散歩する
よく焦げた肌で
まだ愛されるなんて
思っても見なかった
きっと君の思い違い
一方通行の勘違い
でもこれは愛だと
姿の無い君が言えば
それは
今日も無くなったフリで
うな垂れて散歩しよう
誰にも好かれずにいや
少しの人にだけ
ほんのちょっと好かれて
勘違いで愛されて
ついでに猛烈に嫌われて
おやすみなさい
よくできた妄想
信じられない現実
おやすみなさい
百年くらい経ったら
2016/07/11(月)15:02:18.84(qbrYHjEe.net)
861名前はいらない [sage]
"半覚醒"
悟りなんてもんは
心がどっか漏れ出して
脳内物質がふいに溢れ
なんかパッと閃くものさ
醜悪かそうでないかは
心の形によるだけで
相対して変わりない
そう大して変わりない
ねえねえ神様
地獄にしたいの
天国にしたいの
救いたいの
蹴落としたいの
心を掴む瞬間芸と
アドリブで託宣を騙り
焚き火を炊いて
雨雲でも呼ぼうか
プラズマの集合体
物言う特異な化学反応
君の生真面目さは
多様な人らを受け入れず
違う何かの囁きを聞いた
そう思い込んだ
半覚醒している
いやいや何も悟る気はない
悟りなんてもんは
心がどっか漏れ出して
脳内物質がふいに溢れ
なんかパッと閃くものさ
醜悪かそうでないかは
心の形によるだけで
相対して変わりない
そう大して変わりない
ねえねえ神様
地獄にしたいの
天国にしたいの
救いたいの
蹴落としたいの
心を掴む瞬間芸と
アドリブで託宣を騙り
焚き火を炊いて
雨雲でも呼ぼうか
プラズマの集合体
物言う特異な化学反応
君の生真面目さは
多様な人らを受け入れず
違う何かの囁きを聞いた
そう思い込んだ
半覚醒している
いやいや何も悟る気はない
2016/07/14(木)14:22:08.82(Ivaa4s1l.net)
862名前はいらない [sage]
"夢"
何百年も戦争が続いて
その間に隕石は落ち
地震も延々と起きた
滅びた世界で
幽体としてさ迷う
戦うことでしか
進化できないのかな
朽ち果てた神殿や
空に漂う飛行物体に尋ねた
僕は一人の他人でさえ
上手く繋がることが
できない
見えているものは
嘘や幻ばかり
流れ出る体液や脳髄
知っていることは
間違いばかりさ
正気であることは
正しいことなのかな
別に少し狂っていても
楽しく生きていければ
いいのかもしれない
戦うことでしか
淘汰され続けることでしか
変わっていけないのかな
何百年も戦争が続いて
その間に隕石は落ち
地震も延々と起きた
滅びた世界で
幽体としてさ迷う
戦うことでしか
進化できないのかな
朽ち果てた神殿や
空に漂う飛行物体に尋ねた
僕は一人の他人でさえ
上手く繋がることが
できない
見えているものは
嘘や幻ばかり
流れ出る体液や脳髄
知っていることは
間違いばかりさ
正気であることは
正しいことなのかな
別に少し狂っていても
楽しく生きていければ
いいのかもしれない
戦うことでしか
淘汰され続けることでしか
変わっていけないのかな
2016/07/14(木)14:24:21.28(Ivaa4s1l.net)
863名前はいらない [sage]
像でもよかったんだ
ソレはまぶたに焼き付いて
ずっとキミは励ましてくれていたね
「強くなれ」そう繰り返し何度も
失うことになるくらいなら
あのままでいればよかった
別れたくはなかったと互いに悲しんだ夜
次に会う日が来るころには
もっと強い人間になっているだろう
そう期待して
でも今ならば言える
愛したことはウソではないと
キミも忘れずにいてほしい
あの頃の僕たちを
ソレはまぶたに焼き付いて
ずっとキミは励ましてくれていたね
「強くなれ」そう繰り返し何度も
失うことになるくらいなら
あのままでいればよかった
別れたくはなかったと互いに悲しんだ夜
次に会う日が来るころには
もっと強い人間になっているだろう
そう期待して
でも今ならば言える
愛したことはウソではないと
キミも忘れずにいてほしい
あの頃の僕たちを
2016/08/19(金)05:56:28.97(zlgxv9Bd.net)
864名前はいらない [sage]
神さま
だめみたい
だめみたい
2016/08/20(土)13:25:42.39(2LbBGzpL.net)
865名前はいらない [sage]
"異世界"
弱っている身体が
危険のサインを出した背中
笑いながら通り過ぎる
幸せそうな人たち
ただイカれていることを
冷静に知るのさ
嫌なやつばかりで
嫌な自分ばかりで
階段を昇りきって
覗き込む屋上の下
顔を上げると遠くに見える
もう今は無い商店街
古いスピーカーから
有線から音楽が
録音されたまま流れていて
記憶の中の美術館に
絵画は描かれたままそこにあり
本は修正だらけ原稿用紙を飛び出して
世の波を流れている
ひたすら人を避けて
獣道に入り込む
藪の中迷い込んだ
眼の裂傷や気付かない持病
人格が歪むほどの嗜癖に
血糖値の上下が見せる幻の中
七色の夢を見るんだ
弱っている身体が
危険のサインを出した背中
笑いながら通り過ぎる
幸せそうな人たち
ただイカれていることを
冷静に知るのさ
嫌なやつばかりで
嫌な自分ばかりで
階段を昇りきって
覗き込む屋上の下
顔を上げると遠くに見える
もう今は無い商店街
古いスピーカーから
有線から音楽が
録音されたまま流れていて
記憶の中の美術館に
絵画は描かれたままそこにあり
本は修正だらけ原稿用紙を飛び出して
世の波を流れている
ひたすら人を避けて
獣道に入り込む
藪の中迷い込んだ
眼の裂傷や気付かない持病
人格が歪むほどの嗜癖に
血糖値の上下が見せる幻の中
七色の夢を見るんだ
2016/09/01(木)16:39:47.09(69zSFyQQ.net)
866名前はいらない [sage]
"プレイヤー"
何について祈ろう
誰に向けて祈るべきか
混沌を愛す
敗北を愛す
慈愛を受けて
快楽を愛す
祈るべきは何だろう
誰も居ない夜空に向かう
宗教や哲学に祈ろうか
科学や目に見えるものへと
膝をつき祈ろうか
君が祈って欲しいという
その正義のベクトルは
狂っているが完全に正しい
不正確で不完全だが
方向性のみは絶対に正しい
家に篭りチラシの裏に
アウトサイダーアートを
描き続ける廃れた男
それが葬式のあと
ゴミ出しの日に
まとめて燃やされても
無垢で神聖なのだろうか
狂った老婆がひたすら
家に打ち付けた釘
何について祈ろう
誰に向けて祈るべきか
混沌を愛す
敗北を愛す
慈愛を受けて
快楽を愛す
祈るべきは何だろう
誰も居ない夜空に向かう
宗教や哲学に祈ろうか
科学や目に見えるものへと
膝をつき祈ろうか
君が祈って欲しいという
その正義のベクトルは
狂っているが完全に正しい
不正確で不完全だが
方向性のみは絶対に正しい
家に篭りチラシの裏に
アウトサイダーアートを
描き続ける廃れた男
それが葬式のあと
ゴミ出しの日に
まとめて燃やされても
無垢で神聖なのだろうか
狂った老婆がひたすら
家に打ち付けた釘
2016/09/01(木)16:46:58.89(69zSFyQQ.net)
867名前はいらない [sage]
"メモリー"
外付けの意識を引き剥がして
部屋のドアを開ける
空っぽで頭の悪い
残った何かが
薄ら寒い会話をしている
人の顔をした仮面を失くした
仮面はどこで割れた
巨大な虚無や
覆いかぶさる影やら
眺めている闇は
よく知っている兄弟で
付き合いなれた何かだ
頭が悪く嘘のつけない
空っぽで薄ら寒い何かは
おぼつかない足取りで
空襲に燃えている街並みを歩く
獣頭の友達は優しくて
僕らの楽団は葬送歌を流した
脊髄反射で出た表情で
ただ毎日を楽しんだ
みんな爆弾で死んだ
割れた脳漿に入り込んだ
妖精の彼女は微笑む
爆風で肉は溶け骨も欠け
微笑んだり嘘をついたり
外付けの意識を引き剥がして
部屋のドアを開ける
空っぽで頭の悪い
残った何かが
薄ら寒い会話をしている
人の顔をした仮面を失くした
仮面はどこで割れた
巨大な虚無や
覆いかぶさる影やら
眺めている闇は
よく知っている兄弟で
付き合いなれた何かだ
頭が悪く嘘のつけない
空っぽで薄ら寒い何かは
おぼつかない足取りで
空襲に燃えている街並みを歩く
獣頭の友達は優しくて
僕らの楽団は葬送歌を流した
脊髄反射で出た表情で
ただ毎日を楽しんだ
みんな爆弾で死んだ
割れた脳漿に入り込んだ
妖精の彼女は微笑む
爆風で肉は溶け骨も欠け
微笑んだり嘘をついたり
2016/09/01(木)19:00:25.79(69zSFyQQ.net)
868名前はいらない [sage]
"狂人"
君が裸で歩く
性器も恥部も丸見えで
それがネットにあげられて
沢山のリプライをもらう
伸びきった髪
悟りきった顔
緩んだ贅肉
引き締まった筋肉
大きな性器
太い腿肉
君が裸で歩く
真夏の太陽の中
清閑なアパート街から
見下ろされながら
僕たちはじっと君を見る
画面越しに君を伺う
平面でよく見慣れた
裸のひとつとして
君をじっと観察する
アスファルトに落ちた汗は
きっと蒸発したのだろう
発情精神病知的障害
景色と対立しない
その浅黒い体の色からは
君が裸で歩く
性器も恥部も丸見えで
それがネットにあげられて
沢山のリプライをもらう
伸びきった髪
悟りきった顔
緩んだ贅肉
引き締まった筋肉
大きな性器
太い腿肉
君が裸で歩く
真夏の太陽の中
清閑なアパート街から
見下ろされながら
僕たちはじっと君を見る
画面越しに君を伺う
平面でよく見慣れた
裸のひとつとして
君をじっと観察する
アスファルトに落ちた汗は
きっと蒸発したのだろう
発情精神病知的障害
景色と対立しない
その浅黒い体の色からは
2016/09/01(木)19:24:47.95(69zSFyQQ.net)