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今朝思いついた詩

512名前はいらない [sage]

AAS

NG

 "二割半"

話が通じなかった
悲しみは費えた
涙を無視した
心を捨てて
七割半
彼でない何かに
明け渡した

時間は経っていった
人のようなもののまま
彼は擦れていった

誰かの愛を
受けたとしても
人間でない彼には
意味が分からなかった

誰かの優しさを
送られたとしても
ひとでなくなった彼には
伝わらず途切れた

二割半の彼は
外の光をずっと眺めた
くもりの日も
晴れた日も
仏頂面を押し開けて
少し開いた場所から
見つめた

誰にも見えない場所で
好意を折りたたみ
記憶に整頓し
途切れた欠片を拾い集め
忘れた涙を流し
外の光をずっと眺めた

2014/07/10(木)14:13:50.63(LrRQ09eT.net)

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