ベネッセ社からの漏洩は社会問題となりましたが、いま学校現場で無邪気に行われている個人情報漏洩は、実は現実社会的にはそのくらいインパクトのあることなのです。
「PTAから名簿を売る人が悪い」や「そんなひとはいない」と言うことは簡単ですが、ベネッセ事件においても1人を除いた従業員や契約先のひとたちは当然そのような行為はしていないわけですが、
逆に1人でも実際にそれをする人がいるということの証でもあるわけです。
つまり、これを解決するためには、個人の資質や行為の問題にしてはいけなくて、まず仕組みの問題として取り組む必要があるのです。
※一般にセキュリティホールについての情報は、逆に攻撃手法を公開するのと同じ意味を持ちます。本エントリにおいても相当と言える記述がありますが、
早くセキュリティーホールを塞ぐため必要な情報であるとご理解ください。
名寄せについての話は、次のWebページが参考になりますので紹介いたします。
漏洩が問題なのではない、名寄せが問題なのである―第3回プライバシーフリーク・カフェ(前編)
http://enterprisezine.jp/iti/detail/6239 少々背景の知識が必要ですが、これについては書籍も発行されています。
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