下水道検定
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6名無し組

AAS

NG

芭蕉の最晩年の句に、

”この道やゆく人なしに秋の暮れ”

という句がある。彼が亡くなる一ヶ月余り前の句である。

この句は、まさに彼の最晩年の心境そのものであり、事実上の辞世の句とも見られている。
したがって句の冒頭の「この道」とは、彼が生涯を賭けて追求してきた俳諧の道にほかならないであろう。

「芭蕉」というと、大概の人は、俳聖とか天才とか思っている人が多いようだが、そんなことはない。
芭蕉という人物は伊賀国の上野から京都、大阪を経て江戸に渡り、水道工事などの職業で命を繋ぎながら、
幾多の困難を乗り越え、やがて俳諧の宗匠となり、自らの一門を形成するようになった努力の人であった。

 

2017/06/26(月)22:12:49.04(fuogBiS8.net)


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