歴史的大発見か?謎の巨石に“中華民族の3大至宝”禹王碑の公算大!―湖南省衡山県
http://www.recordchina.co.jp/group/g9892.html 2007年7月20日、中国メディアは、湖南省衡山県福田鋪郷雲峰村の農民宅で発見された重さ10tの巨石が「禹王碑」
である可能性が高いとの考古学者の鑑定結果を伝えた。
中国最古の石刻「禹王碑」は約1000年前の宋代に消失したといわれており、現代では宋代に作られた複製品が残っ
ているのみ。
現代中国の文学者であり歴史家、政治学者でもある故郭沫若氏は、生前この「禹王碑」碑文の拓本を研究。碑文は
禹王の功績を讃えているとの言い伝えがあり、その特異な字体の解明に没頭したが、3年の歳月をかけてわずか3文
字しか判読できなかったという逸話が残っている。
「禹王碑」は黄帝陵、炎帝陵とならび、「中華民族の3大至宝」と呼ばれているほど貴重なものだが、長い歴史のなか
で忘れ去られ、今回見つかった「禹王碑」も地元農民が石材として切り出し、家の壁や塀として使われていた一部。現
在湖南省文物局はこの「禹王碑」をただちに保護し、詳しい鑑定作業を進めている。