俺が、他の友達と違うと自覚したのは、小学校２年生の時だった。

いわく、みんなと同じ「ふり」をしていた。

だけども、なぜか、僕にはみんなが何を考えているのかがわかっていた。

大人のひとが、子供の心が、こどもがなにをかんがえているかが、わかるように。

僕には、友達がどんなふうに考えているのかが、なんとなくだが、わかっていた。

いや、わかるはずはない。心の中なんてみえるものではない。

だが、幼稚園児が今何をかんがえているのかがわかる。それと似た感覚だった。

自分の過去の人生を振り返ると、悲しくなる。

いま、不幸なのか？いや、幸せだ。自分という人間が愛せない。自分という人間は、本当の自分なのだろうか？

もちろん本当の自分だ。やりたいことをやれない？？　

そんなことは、あらゆる人間がそうだ。

学問もした。哲学もした。古典もした。宗教もした。無駄だった。膨大にあった。書物は、今は、ほとんど捨てた。

無駄だったからだ。書物に執着すること自体をやめるべきだと思い捨てた。

多くの人がそうであるように、僕もテレビというものがまったく面白くない。

退屈なのだ。いまは、もっぱら、中国や朝鮮をけなす系の本、一言でいうと、多母神さんが書くような系統の本を

娯楽としてよんでいる。他人をけなすのは、いやな気分ではない。

しかし、最近は、飽きてきた。ほとんどよんだのだ。しかし、最近は、そのペース以上に大量に出版されている。

すごい量だ。同じ作家がひと月か二月に１冊出している。とうぜん、内容もほとんど、かわらない。

そういうこともあり、それ系の本はあきた。話が脱線した。

最近は、家庭も仕事もうまくいっている。

満たされているといっていい。仕事が終わったとのビールも酒もうまい。

しかし、なぜ、僕はいきているんだろう。

死ぬのが怖い。

死ぬのが怖い。