>>10
  発明の背景

　本発明は、パルス磁場による神経の刺激に関する。そのようなフィールドは、その変化率に比例する曝露
した被験者の渦電流を体内に誘導します。電流は古典的な神経刺激を引き起こし、神経が発火するのに十分
なほど神経膜が脱分極します。低周波数では、このような仕組みはかなり大きな磁場を必要とします。
幸い、神経系の低周波磁気操作は、非常に弱い磁場の使用を可能にする別の仕組みによって可能です。
通常静止状態の神経の発火を引き起こすことに依存する代わりに、この方法は、自発的に発火する神経の
スパイクパターンの変調を使用します。これが非常に小さな組織の電場に伴って起こることは、
The National Academy of Sciences U.S.A, Physiology, 42, 687(1956)の論文集“Measurement of Imposed
 VoltageGradient Adequate to Modulate Neuronal Firing"内でC.A.TerZuoloとT.H.Bullock
によって40年以上前に議論されました。

>>11
  前者の生理学的効果は、磁場の変化率によって誘導される電場、および誘導された渦電流の結果として
発生する電気分極に起因するものであるため、効果は、電気刺激だけでなく、磁気でも利用できます。
人間の神経系は、赤ちゃんを揺らしたり、ロッキングチェアでリラックスしたりすることからわかるように、
特定の低周波刺激に対して感受性を示します。どちらの場合でも、最大の安静効果は、1/2Hzに近い周波数
の周期的な動きで得られます。この効果は、ここでは「1/2Hz感覚共鳴」と呼ばれます。揺らし応答では、
感覚共鳴は、主に前庭の末端器官からの周波数コード化信号によって励起されます。ただし、揺すり運動は
体のひずみも誘発し、これらは皮膚や体の他の場所にあるストレッチ受容体によって検出されます。
さらに、関連する信号は、揺すり運動によって引き起こされる気流によって引き起こされる皮膚温度の変動
を報告する熱受容器から発生する可能性があります。

>>12
  これら全ての受容体は、感覚機能に周波数コーディングを採用しており、それらの信号は脳で組み合わ
され、体性状態の評価において前庭神経信号と比較されなければなりません。したがって、感覚共鳴が前庭
神経を通してだけでなく、言及された他の感覚様式を通して別々に刺激され得ることを期待されるかもしれ
ません。この概念は、1/2Hzに近い周波数で子供をやさしくなでると安静効果があるという観察によって
裏付けられています。さらなる支持は、米国特許第5,782,874号“Method and Apparatus for Manipulating
Nervous Systems”で論じられているように、弱い外部電場による1/2Hz感覚共鳴の効果的な励起から得られ
ます。 1/2Hz感覚共鳴には自律神経系が関与し、正確な刺激周波数と影響を受ける求心性神経に応じて、
リラクゼーション、眠気、または性的興奮の誘発に使用できます。