>>82 曲用(いわゆる格変化)が8分類のサンスクリットに関心があるなら、
いっそドイツ語の曲用も、いわゆる1・2・3・4の分類にせずに
主・対・与・属の分類で捉えればいいかと
1・4・3・2だな
実際そのほうが分類がすっきりする
一覧表にしてみると一目瞭然
ちなみに自分は
サンスクリットの曲用の分類も
いっそ呼格を最後じゃなく最初に置くのが一番わかりやすいんじゃないかと思ってるんだが
呼・主・対・具・与・離・属・所
>>86 というか、サンスクリットは印欧語族の古い形が大幅に残ってて、
上のレスに書いたとおり、名詞や代名詞の曲用の種類がとにかく多い
一般的な一覧では、
主格(が)・対格(をば)・具格(を以て)・与格(に向け)・離格(から)・属格(の)・所格(に於いて)・呼格(よ)
の順で並ぶ
さらに、男性・中性・女性に分類され、また、単数・双数・複数に分類される
ただ、これを上の順にすると、隣り順の格が同一形であることも多い
ドイツ語その他の言語は、そういう細かい言い分けが大幅に簡素化されていったというわけ
試しに、ドイツ語の代名詞や冠詞の、格の一覧を、
上のレスに書いたように、1・4・3・2の順で配置しなおしてみると、よく分かるはず
(ちなみに、印欧語族にはもともとは冠詞が無く、代名詞を付加したことがその始まりで、
サンスクリットを含め冠詞無しの言語も多く、冠詞がある言語も使用開始時期は様々)