ケインズ
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104名無しさん@お腹いっぱい。

AAS

NG

(画像)

(a)伝統的理論(ケインズ):

   投 資 の
  |。  。  限 界
  |       。  効 
  |__________。____
  |          | 。率
  |b         |
  |          |  。
  |__________|____
  |p         |
  |__________|_____
       k0    k

(b)カレツキ:
  |             。
  | 投資の限界効率    。
  |__________。____
  |        。 | 
  |  。  。    |
  |     b    |  
  |__________|____
  |     p    |
  |__________|_____
       k0    k

危険逓増の原理 カレツキ The Principle of Increasing Risk ,Kalecki ,1937
《まず投資規模kは,投資の限界効率MEIが利子率ρと投資に伴なうリスク率σの総和に
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2018/07/12(木)19:41:45.13(RY6Jkbn5.net)


105名無しさん@お腹いっぱい。

AAS

NG

《カレツキによるとリスク率σは投資量とともに増大するという(図(b)).そしてその
理由として次の2つが挙げられている.第1は,投資量が大きくなるほど事業の失敗における
富の状態が危険になるといることであり,第2は,「非流動性」の危険性の存在, すなわち
投資量の増大にしたがい,その主体の資産ポートフォリオに占める実物資産の割合が高まる
ということである.》同

《…投資量の増大にしたがってその危険が逓増する場合には, 投資量はMEI[投資の限界効率]が
一定のρおよび投資量とともに増大するσの総和に等しくなる点k0に決まる。そして企業の
内部蓄積の増加(減少)は限界リスク曲線を右(左)にシフトさせるので、単一企業の投資
決意率は,その資本蓄積と限界収益性の変化の速度に依存する」(Kalecki[1937b]p.447)
ということになる。また以上から、同一産業における企業規模の相違の存在を説明すること
も可能となる。企業者はそれぞれ異なる量の白己資本を保有し,異なる規模で生産活動を
開始する。だが自己資本の小さい企業者ほど投資の増加に伴う危険逓増にさらされやすい。
彼らにとって生産規模の拡張は大企業者に比べると困難であり、よって企業規模の格差は
温存されることになる.すなわち、「〈ビジネス・デモクラシー〉〔という仮定〕は誤り
である.自己資本は〈投資の一要因〉となる」」。》同

カレツキの貨幣経済論 :ケインズとの対比において
鍋島直樹
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/12562/1/ronso1040601240.pdf
鍋島直樹『ケインズとカレツキ』に再録されている。第七章159頁に対応。多少の変更はある。

2018/07/12(木)19:42:24.25(RY6Jkbn5.net)


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