であるなら、今頃人間はさらに進化し、自由に宇宙空間を飛び回ってるはずだと言う人がいるだろう。
確かにそうだ。
私は次のように仮説を唱える。
ある時期地球へやってきた人間たち。
初めは特別優秀な人間がやって来ただろう。
移住への下調べだ。
後に一般の人間たちもやってくることになるが、それらの人々は平凡だ。
我々だって飛行機やロケットを誰もが作れるわけではない。
そういった普通の人らが反乱を起こすとか、何らかの理由で、優秀な連中を殺した。
自分達ではもう地球外へ飛び立つような乗り物は作れない。
これは地球に留まるためにはじめから計画されていたのではないだろうか。
二度と元の星へ戻らない覚悟のために。
しかし今人間は再び宇宙へ戻ろうとしている。
鳥に帰巣本能があるように、人間もまた自分達のルーツを辿りたいのだ。