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【信州小布施】北斎館2【前館長丸チョン】

178名無しさん@お宝いっぱい。 [sage]

AAS

NG

>>151
いろいろ教えていただいたのに、お礼も書かずに失礼しました。
北斎の油彩画「魚具図」は確かに小布施にあることがわかりました。
昭和51年の小布施ガイドブックで言及されています。
自慢の品だったんでしょうか。

偽印の件も詳しい事がわかりました。
昭和54年、「信濃路」という出版社の「特集信濃路 別冊 第33号」の小布施特集号。
由良哲次氏の「信州文化財の誤認を訂す」という論文の中の偽印に関する記述は
要約すると次のようになります。

・小布施町の小山穀屋から3つの偽印が見つかった
・偽印は
 @北斎が最もよく用いた「葛し可」印の紙製偽印
 A同じく「葛し可」印の石摸印
 B「百」の紙製印
・どれも捺印してみれば如何なる素人の目にも明らかな偽印
・小山穀屋は富裕な家であって当時廉価だった版画の偽造団の主だったとは考えられない
・よって、当時、富家によく居た居候絵師のいたずら
・小布施町からその偽印を押した作品は出ていない(昭和54年当時)

ということです。
ですが、同じ冊子の中の市村郁夫町長(当時)のインタビューを読むと
興味深い発言があります。

>アメリカ人フェノロサが横浜へ来て北斎を買い集めたとき、
>生糸商の牧家(須坂)小山家(小布施)を通して小布施の北斎も、
>かなり含まれていたようです。

ただ「小山家」とあって「小山穀屋」のことなのかわかりませんが、
富家であることから少なくとも同族でしょう。
ボストン美術館にも「小布施の北斎」があるようですね。

2011/08/08(月)04:44:45.76(11fLELmT0.net)

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