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【プロテスト】あおきりょう【LGBT】

160名前はいらない [sage]

AAS

NG

僕は詩人だ
あおきりょう
2020/10/05 17:04

どうして僕は詩を書くんだろう
自分の詩を「詩のようなもの」と卑下するのに
SNSで自分の言葉がバズることもないのに
どうして僕は詩を書くんだろう

詩で食える人や詩集を出せる人が
心底僕は羨ましい
詩の雑誌や人の詩集を読んでいると
僕の表現なぞクズそのものだ

「君の詩は『詩』ではない」
誰かがそう言われたように僕も知らないところで言われている
人と見比べている僕も知らぬ誰かのように
同じことを自分の言葉に言っているくせに

10代20代で僕はたくさん言葉を書いたしネットにもアップした
けれどほんの数人の言葉に傷つき書く手を止めた
そこから再び書こうと思い始めたのは
世の中があまりにも残酷だからだ

そしてそれは僕の中にあるコンプレックスとの闘いでもあった
大人になって長い時間が経ったというのに
未だに僕は何になりたいのか分からないのだ
思春期に抱えた劣等感が今でも僕を苦しめている

そんな自分の気持ちをつぶやきそして詩にする
今ではとても勇気の要ることになってしまった
目の前の出来事にも冷淡になれる人が増えている
だが僕にはまだ抗える強さがない

誰かを羨むことと自分を蔑むことが
ことあるごとにフラッシュバックしてくる
それでもいつしか自分が綴る詩が
咆哮の如く感情のままに動いていく

生きているといつのまにか
「らしさ」と「強さ」を求められてくる
他人に迎合することを良しとはしていない
あの頃に抱えた違和感は今でも残っている

「どうせ自分なんて」が口癖になってしまった
どんなに強く踏ん張っているとしても
フラッシュバックはいつも突然にやってくる
「やりたいことをやれないまま一生を終えそうな気がする」って

そんな深いため息も一瞬で消えていく
誰かの言葉がポエムと揶揄される世の中で
同調圧力だ言論弾圧だと言えば黙ると思われている
絶対に紙とペンだけは奪われるな

2020/12/27(日)08:21:14.48(lK9RIdKt.net)

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