あれはある夏の出来事だった。
私は出不精だから、相変わらず家のなかにいたわけだけれど、外からバンと爆発音がしたのだ。
なんだと思って慌ててベランダに出る前に正体はわかった。
夏の風物詩 花火。
そんな花火を見ながら、私は友達にラインを送った。
元気でいますか?と。
友達から返事が来たのは2日後だった。
その二日間の空白が私にとってかなり深い影響を与えたようである。
だから、今こうして私はポエムを書き込む嵌めになっている。
2日後の電話で私は友達の前で泣いた。
友達の名前は一葉。
また〜。もうしっかりしてよ。何て言っていたけれど。本心を私はつかめない。
本当に泣いていたのは一葉だった。
一葉はこの夏彼氏ができたらしいが、まぁさんざんなやつらしい。
それらは事前に聞いていたので、本当に泣きたいのは一葉の方なのだろうと。
しかし一葉は、泣かなかった。そして笑っているわけでも、無感情になっているわけでも、いたって普通だった。
だから、その二日後の二日後に、私は一葉と会う約束をした。
彼女は、白の無地のワンピースでやって来た。まぁ友達なんだけれど、私は敬意を表して、彼女と呼ぶことにする。
でその日はそのままパーッとやったわけだけれど...