浮かぶ身体 心は波にさらわれて

聞こえる水音に ただ耳を浸し

どこまでもつづく水面

白い光の盆の淵

ただそこにあるのは澄んだ身体

つづく無にただ耐え続け

断絶の道はどこにつながるわけでもなく

深い森を探るよう

上か下か上りか下りか

天と地はどこか

手探りで探すつもりでぐるぐると思考が回る

宇宙にほうり出されれば

無音の闇を手をかいても進めない

それならばこのただの空間でじっとしていよう

星を眺めれば何かが見つかるかもしれない

落ちたぽん
置かれたぽん
置いたぽん
求めるぽん
見えないぽん
次はぽん
目の前の人もいないぽん
いつも今までもずっと0人
私もいない
救える手は2つの手
落ちた溝は自力で這うしなかい
掘れば掘るのはできるカナ
スコップかりて軍手をかりて
掘ればどこにつくのかな
長い鎖を断ち切れば
新しいものに出会えるのかしら