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勢いのない2ちゃんねる

18名前はいらない [sage]

AAS

NG

思い悩みながら、時には手折られた花のように
鍵を持ち見つめながら
幾つもの美しい夏を消費してきた

思えば僕らは若かった

一年後には今のことを
二年後には一年後のことを
そんな風に
思いながら 雨を聴くように
夏に耳を傾ける

これ、と書いたら
それ、をあなたが
何となく耳にする可能性があるかもしれないこと
確かめようがないことに苦笑しながら
それでも想像して
ほろ苦くてやっぱり苦笑した

綺麗だね
思い思いに消費されていく夏は
過ぎゆくものは

例えば硝子の靴がなくても
ドレスを上手く着こなせなくても
真っ直ぐしか走れないみたいに
駆け引きなんか全然出来ずに進むか倒れるかしか出来なくても

そもそもヒールが苦手でも

この歌をこの夏に
淡く着こなすことが出来たなら
有難う、と言いたい あなたに
まずは読んでくれて
それから、
それから……

どうしてそんなところにいるの、
不思議で可笑しい
海に行こうよ、水族館がいい?
海月が綺麗だね、夜には蛍かな
花火 おそら お祭り りんご
胸のうちに永遠はあって
それは
とても儚い
あなたとはきっといつだって逢える
簡単には叶わないのだから
そんな風に心を暖められる
寂しさと一緒に
痛みと同じで、本当だと思う

2015/08/12(水)17:45:10.59(/M6GcqL3.net)

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