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死んだと思われてた猫が帰ってきた話

1ほんわか名無しさん
AAS
今から多分2年くらい前に死んだと思われてた猫が帰ってきた。

2020/05/12(火)09:52:36 0.net


12ほんわか名無しさん

AAS

NG

とらちゃんには飼い主がいたのに、私にあんなにスリスリしてきてよかったのかと思ったけど
懐かれているのは嬉しかったし、あんまり気にしないことにした。

2020/05/12(火)10:40:46.320.net


13ほんわか名無しさん

AAS

NG

それから時がたち、なぜかとらちゃんはぱったりと姿を見せなくなった。
前にも半年程姿を見ないことがあったから、待っていればそのうちあえるだろうと呑気に考えていた。
しかし、約1年後の町内のお祭りで茶太郎がいなくなってしまったと田中さんの奥さんが言ってたと母に聞いた。
猫は死ぬ時家を離れるという話は知っていたので、とらちゃんも帰らぬ旅に出てしまったのだと私は悲しくなった。
けれど涙は出なかった。
心のどこかでとらちゃんが帰ってくると信じていた。

2020/05/12(火)10:45:24.380.net


14ほんわか名無しさん

AAS

NG

それからまた半年たったある日、迎えに来てくれた母の車から降りると、隣の父の車の下に
猫の姿があるのを発見した。
しゃがんでいると黒い影は車が出てきて、茶色い影になった。
少し先の切れた左耳、ちょっぴり曲がったしっぽ、黄色い目とまん丸の顔は間違いなくとらちゃんだった。

私はとらちゃんが生きていると信じていたのは間違っていなかったと嬉しくなった。

そして思った。
茶太郎が生きていることを田中さんは知っているのだろうかと。

2020/05/12(火)10:49:57.870.net


15ほんわか名無しさん

AAS

NG

それ俺んちの猫だと思う

2020/05/12(火)10:52:18.960.net


16ほんわか名無しさん

AAS

NG

私は田中さん宅に行きとらちゃんが生きていることを確認しに行こうと思ったが、
夜いきなり他人の家の扉を叩く勇気が出なかった。
とらちゃんが生きていることを田中さんは知っていたら恥ずかしいと思ってしまった。
私は父に一緒に来てくれるように頼んだ。

父「ごめんください」
田中さん「はい?」
父「夜分遅くにすみません。あのえーっと、今ですね」
田中さん「はい?」
父「家に田中さんのお猫さんが来てるんですよ。あの茶トラの」
田中さん「茶太郎ですか!?」
父「はい。こっちにいるんですけど......」
私たちは田中さんについてきてもらった。
庭ではとらちゃんが母にカリカリまんまを貰っていた。(ガリガリに痩せていた時に心配になって買ったものだ)
茶太郎に気づいた田中さん
「茶太郎!!どこいっとたんだ!!」
とらちゃんは田中さんに気づくと「やべえ!!」
みたいな顔をした。

2020/05/12(火)10:59:13.750.net


17ほんわか名無しさん

AAS

NG

それから茶太郎は抵抗しながらも田中さんに抱き抱えられ、家に帰っていった。
茶太郎を家に返してやれて心底ほっとした。

今はよく、うちに遊びに来るようになった。
これ書いてる今も物干し場で寛いでいる。
終わり

2020/05/12(火)11:05:51.130.net


18ほんわか名無しさん [sage]

AAS

NG

かずお帰ってこい

2020/05/18(月)10:27:45 0.net


19ほんわか名無しさん [sage]

AAS

NG

かずお帰ってきたヽ(;▽;)ノ

2020/05/19(火)14:47:01 0.net


20ほんわか名無しさん

AAS

NG

uge

2020/11/10(火)17:23:18.82(CLbArvduq)


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AAS

NG

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